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初穂料(はつほりょう)

神社に納めるお金のこと。

神社では、神前式や厄除祈願など様々なな祈願や神札やお守りなどの授与品を受ける際、実際に一定額を納めることになるが、この納付額全般のことを初穂料と言う。

これはかつて、その年の初穂を豊作に対する感謝も込めて奉納するならわしがあり、広義の意味にて、神前に納める形式からこの初穂料という言葉が引用されるようになったと言われる。実際、神社は、本来、商業を生業とした場所ではない為、売買という言葉を嫌う。その為、神札やお守りもあくまで、「授与品=授け与える品」として、あくまで売ったものではなく、授ける、お分け頂くものと解釈される。

そこで納めるお金は、目安としては、時代に合わせて金額設定がされているが、本来は、気持ちの領域を示す形として、その授受が成立すると考えられている。この為、神札やお守りに関しても、本来、「お守りを買った」という表現は適していないとされる。あくまで、「お守りを受けた」というのが本来のものであり、その結果として示される金額が、この初穂料という言葉にも込められていると言える。