孝昭天皇2年 (BC474年) | | 村山浅間神社 (静岡県) | | 富士山中腹の水精ケ岳に、村山浅間神社が、創建されたという。 |
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孝昭天皇2年 (BC474年) | | 富知六所淺間神社 (静岡県) | | 富士山山腹に、冨知六所淺間神社が、創建されたという。 |
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孝霊天皇時代 (BC200年代) | | 富士山 (ーーー) | | 第7代孝霊天皇の時代(紀元前290〜紀元前215年)に、富士山が噴火したという。 |
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垂仁天皇3年 (BC27年) | | 富士山本宮浅間大社 (静岡県) | | 第7代孝霊天皇の時代の富士山噴火により、国中が荒廃してしまったことから、第11代垂仁天皇が、その霊威を鎮めるために、浅間大神を富士山麓に祀る(富士山本宮浅間大社)。ただ、この時は、特定の場所に祀ったものではなく、非常に流動的なものだったとする(静岡県側の富士山信仰の最も古い根拠)。 |
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垂仁天皇8年 (BC22年) | | 山宮神社 (山梨県) | | 神山の麗に、甲斐の一宮、浅間神社の元になる元宮が、鎮座したとされ、神祭があったとする(山梨県側の富士山信仰の最も古い根拠)。 |
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景行天皇御代 (100年代) | | 山宮浅間神社 (静岡県) | | 現在の静岡県富士宮市に、富士山の拝むための祭祀場として、磐座が設けられ、山宮を建立する(富士山本宮浅間大社の元宮的存在となる山宮浅間神社の創始)。 |
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景行天皇御代 (100年代) | | 山宮浅間神社 (静岡県) | | 日本武尊が、駿河国で賊徒の計にかかり野火の難に遭遇する。そして、この時に、浅間大神に祈念すると、その難を逃れることができたので、賊徒平定後に、この山宮に浅間大神を祀ったという。 |
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景行天皇40年 (110年) | | 北口本宮冨士浅間神社 (山梨県) | | 日本武尊が東方遠征の折に富士山を遥拝し、「富士には北側より登拝するのが良い」として、山梨県側に、祠と鳥居を建てたとされる(北口本宮冨士浅間神社の創建)。 |
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文武天皇3年 (699年) | | 冨士御室浅間神社 (山梨県) | | 冨士御室浅間神社の本宮が、藤原義忠によって富士山の二合目に創建される。 |
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大宝元年 (701年) | | 村山浅間神社 (静岡県) | | 村山浅間神社が、現在地へ遷座したとされる。 |
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延暦7年 (788年) | | 北口本宮冨士浅間神社 (山梨県) | | 甲斐守の紀豊庭(きのとよひろ)が、現在の富士吉田市に、北口本宮冨士浅間神社の社殿を造営したとされる。 |
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延暦19年 (800年) | | 富士山 (ーーー) | | 約2年にわたり富士山が噴火する。 |
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延暦21年 (802年) | | 東口本宮冨士浅間神社 (静岡県) | | 富士山東麓の噴火に従い、須走に斎場を設け祭事を行い鎮火の祈願を行ったという。これが、富士山須走口登山道を起点とする東口本宮冨士浅間神社の創始とする。 |
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大同元年 (806年) | | 富知六所淺間神社 (静岡県) | | 富知六所淺間神社が、富士下方五社(五社浅間)を勧請する際に、それらの首座と定められる。 |
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大同元年 (806年) | | 富士山本宮浅間大社 (静岡県) | | 第51代平城天皇の命により、坂上田村麻呂が山宮より、現在地の大宮の地に社殿を造営し、浅間大神を遷座したとされる。 |
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大同2年 (807年) | | 東口本宮冨士浅間神社 (静岡県) | | 延暦21年噴火が、祈願により収まったため、鎮火祭の跡地に、東口本宮冨士浅間神社の社殿を造営したとする。 |
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貞観7年 (865年) | | 甲斐一宮浅間神社 (山梨県) | | 前年に、富士山の大噴火が起こり、神託により、甲斐の一宮浅間神社が元宮より現在地に潜在し、正式に、浅間神社が創建されるたとする。元宮だった地は、その摂社として、山宮神社が残される。 |
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貞観7年 (865年) | | 河口浅間神社 (山梨県) | | 同じく、昨年起こった富士山大噴火を鎮める為に、富士山と対峙する河口の地に富士山の神を祀ったとする。 |
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大永7年 (1527年) | | 亀戸浅間神社 (東京都) | | 亀戸浅間神社が創建される。 |
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このように、浅間神社に関わる神社は非常に多岐にわたり、複雑になっている。然も、静岡県と山梨県、両県の主張が更に加わるため、より複雑な様相を呈している。ただ、山梨県側で、重要な位置を占める北口本宮冨士浅間神社の鎮座地は、元々、諏訪の杜と呼ばれ、諏訪神社の神域だったとされ、かつては、浅間神社ではなく、正確には、諏訪神社だったという指摘もされている(境内社に大きい諏訪神社を祀っている)。因に、現在多くの浅間神社では、「浅間」を「せんげん」と呼ぶが、これは仏教の影響と言われており、もともとは、「あさま」と読む。 |